2024年2月16日(金)13:30~15:50、中央キャンパスのマルチメディア館メディアホールにて、キックオフシンポジウムを開催しました。
私立大学で唯一、また、女子大学で唯一、機関選定された意義に鑑み、「女子大学における次世代女性リーダーの育成」に焦点をあて、基調講演とパネルディスカッションを実施しました。
第一部では、学長挨拶、来賓からの御挨拶に続き、海外協定校のゴンザガ大学学長(アメリカ)、バフチェシヒル大学学長(トルコ)からのビデオ
メッセージも披露されました。引き続き、科学技術振興機構プログラム主管の山村康子氏と、本学女性活躍総合研究所の高橋享子所長が基調講
演。
山村氏は「日本が目指す女性リーダー育成」と題し、いまだ男女の役割分担意識が根強く、女性リーダーが育ちにくい状況を概観。大学教員で
は職階が上がるにつれ、女性が減っていく「水漏れパイプ現象」が起きているとし、女性リーダー育成を経営戦略として進めるうえで「アンコンシャ
スバイアス」が介在しない仕組みを作ることが重要であると指摘しました。
高橋所長は、学長をトップとする女性研究リーダー育成推進センターを組織することや、女性研究者上位職を6年間で29%から40%にするなどの目標値を示し、「本プログラムで育成された多くの人材が他大学や企業などで男性研究者とともに活動し、リーダーシップを発揮して活躍されることを期待します」と意欲を示しました。
第二部のパネルディスカッションでは山村氏、高橋所長に加え、本学の協定大学である奈良女子大学の今岡春樹学長、西宮市を拠点に世界に展開する古野電気株式会社の古野幸男社長が登壇。女性活躍総合研究所の高橋千枝子研究員がファシリテーターを務め、女性リーダー育成について様々な観点から議論を交わしました。





