








2026年2月13日(金)、女子総合大学における挑戦的次世代女性リーダー育成プログラム第3回シンポジウムを公江記念講堂で開催しました。
本学は、令和5年度 文部科学省「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」に採択され、研究力強化とリーダー育成に取り組んでいます。第3回目となる今回は、「女性研究者の視点が拓く日本文化の新地平」をテーマに開催し、生徒・学生や教職員ら約1,600名が参加しました。司会は、本学非常勤講師でラジオパーソナリティーの塩田えみさんが務めました。
冒頭の開会挨拶で、髙橋享子学長から、女性研究者の活躍が学術発展と社会の多様性に不可欠であること、そして本シンポジウムが新たな一歩を踏み出す勇気を得る機会となることへの期待が述べられました。
基調講演では、三笠宮家の彬子女王殿下をお迎えし、「日本文化を未来へ伝えるために」と題してご講演を賜りました。ご自身の留学体験を交えながら、文化とは人々の生活の中で息づき、変化し続けるものであると語られました。そして、「伝統文化というのは、守らなければいけないものではない。守りたい、のこしたいという思いを、たくさんの人が持つことによってのこっていく。伝統文化とは何か、日本文化とは何か。手渡していく相手は誰なのか、を考えるきっかけになっていけば幸いです」と締めくくられました。
続いて、中尾賀要子副センター長による令和7年度の事業報告では、本事業の推進によって女性研究者採用比率が60.4%(目標58.0%)、在職比率が46.3%(目標46.0%)に達し、主要な数値目標を上回る成果となったことが報告されました。今後はこれらの成果を「武庫川モデル」として社会実装し、次世代女性リーダー育成をさらに加速させていく決意が語られました。
シンポジウム後半の研究発表では、本学の2名の女性研究者が登壇しました。 歴史文化学科の加茂瑞穂先生は「文様のさまざま―染色型紙と利活用―」と題し、埋もれていた数万枚規模の染色型紙コレクションをデジタル化・分類し、現代のデザインと広く活用する試みを発表されました。続く日本語日本文学科の羽生先生は「出版時代の文学―西鶴の画期性とは何か―」をテーマに、商業出版という新たな環境下で「日本最初の職業作家」として活動した井原西鶴の画期性について、自身の研究者としての歩みとともに紐解かれました。
閉会にあたり、郡千寿子副学長が、文化芸術研究の重要性と、本事業を支える関係各所への謝辞を述べ、「皆様の心に好奇心の種が蒔かれたとすれば幸いです」と締めくくりました。
〈参加者アンケート〉
- 「彬子女王殿下のお話を直接伺うことができ、臨場感があり大変刺激を受けた」
- 「専門分野に進んだきっかけや研究スタイルを知ることができ、自分の小さな興味から始めて良いのだと思えた」
- 「異分野の研究成果や手法を知る機会は新鮮で、啓発された」
本学のホームページにも、第3回シンポジウムの開催について掲載しております。こちらからご覧ください。
