建築学研究科建築学専攻
博士後期課程 3年 池澤 萌子
建築学研究科博士後期課程で「サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂の内部空間におけるモールディングと陰影との関係に関する研究」を行っています。研究対象はイタリアのローマに17世紀に建てられた聖堂で、白色を基調とした内部空間には「奥行き」が感じられます。このような空間体験には、建築的細部による「陰影」が影響していると考え、モールディングと陰影との関係を明らかにすることを目的としました。いただいた給付金を活用し、研究対象の一部の原寸大模型を制作しました。模型を用いて陰影の検証を行い、形態に対する理解を深めることができました。フェローシップ制度を受けたことで、研究活動の幅が広がったと感じます。

