第3回サイエンス・コモンズ セミナーを開催しました。

| 開催報告


第3回サイエンス・コモンズ セミナー「地域の視点で考えるヒトと企業」を9月25日(水)、中央キャンパス研究所棟1階サイエンス・コモンズにて対面とオンラインで開催しました。本学教職員をはじめ、大学院生や学外から15名の参加がありました。

本学は令和5年度 文部科学省科学技術人材育成費補助事業 ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)に選定され、女性研究者の育成や支援に注力しています。「サイエンス・コモンズ セミナー」はその取り組みの一つで、異なる分野の研究者同士が交流し、架橋横断的な共同研究につながる場となることを目指しています。

第3回は、経営学部経営学科の山下紗矢佳准教授を講師として招き、「地域の視点で考えるヒトと企業」と題してレクチャーしていただきました。司会の上田和子先生が開会の言葉とともに本セミナーの意義について説明された後、山下先生に“バトン”が渡されました。

参加者の自己紹介から始まり、講師の問いに対して参加者が意見を出し合うなど、終始なごやかな雰囲気の中、双方向のコミュニケーションが取られる形式で進められました。

山下先生からは、地域と一口に言ってもその切り口によって様相や見方が変わることを、兵庫県を例にして様々な視点からヒトや企業を考察していく手法が紹介され、参加者の興味を引いていました。

また、「採用」に焦点を当てた課題では、「もしあなたが人事担当者ならどんな人を採用したいですか」や「属する組織の魅力をきちんと伝えられていますか」などの問いかけや、採用活動のポスターを描くことによって「欲しい人材のビジュアル化」が有効なことなど示唆に富む内容が随所にあり、それに基づいた活発な意見交換がなされました。

参加者の中には、定年まで企業で働いた後、衣類の廃棄について課題意識を持ち修士課程に進まれた方や、大学院でMBA取得を目指す企業の方等がいらっしゃいました。多様な背景をもった参加者同士の意見交換からも多くの気づきを得ることができた充実した時間となりました。



日時2024年10月30日(水)17:30~19:30
場所中央キャンパス 研究棟(Ⅰ)1F サイエンス・コモンズ