第1回 サイエンス・コモンズ セミナーを開催しました。

| 開催報告

6月19日(水)に中央キャンパス研究所棟1階サイエンス・コモンズで、第1回サイエンス・コモンズ セミナー「ゼロから始める尺度開発と妥当性」を開催しました。対面とオンラインの併用で開催し、本学教職員・大学院生や学外から合計20名の参加がありました。

第1回は、食物栄養科学部食物栄養学科の前田晃宏先生を講師として招き、「ゼロから始める尺度開発と妥当性」について解説していただきました。高橋享子副学長が開催の挨拶とともに当セミナーの意義についてお話されたあと、前田先生より自己紹介に続いて心理尺度のレクチャーが始まりました。

レクチャーでは、心理尺度とは抽象的な概念を定量化するための「物差し」であることや、尺度開発における信頼性・妥当性の重要性について説明がありました。その後、参加者は「読書がどれくらい好きか」を調査する心理尺度作成の疑似体験ワークを通じて尺度開発の理解を深めました。最後に尺度開発の実例として、経口免疫療法(OIT)に関する研究や食物アレルギー児の保護者の負担感尺度の開発を紹介されました。

【参加者の感想】

  • 先生方の研究について講義的に詳しく教えていただける機会はほとんどなかったので、今回のようなセミナーがあれば参加したいです。
  • 時間もちょうどよく、難しい内容ながらも見やすいスライドを用いて分かりやすく教えていただきました。貴重な学びの機会をありがとうございました。
  • 尺度を使う上での注意点や、尺度開発についてとても勉強になりました。貴重なセミナーをありがとうございました。
  • 研究者ではありませんが、先生方がどのように研究を進められているのかを知ることができて良かったです。